ニュース・ナウ

2019/01/05
僕の中のベルヌーイの定理
近年「ベルヌーイの定理が間違っている」と言う言葉が出てきています。間違っていると言っている内容は確かにそうなのですが、僕たちは、100年以上もベルヌーイの定理で翼を設計していたわけで、わずかな部分で「そうではない」と言う事が分かっただけであって、大部分においてベルヌーイの定理で良いのです。

それは「ピタゴラスの定理が間違っている、ピタゴラスは地球が丸い事を計算に入れていない」と、言い出している人と同じなようにも思います。
確かに僕らの目線の高さで水平線を見ると15Km前後向こうの水面が見えなくなるほど地球は丸いのですが、どんなに大きな建物もピタゴラスの定理で設計をしているのだと思っています。

翼の理論も、その上面を流れる気流が揚力の70%前後もあって、翼の上面の表面を流れる気流が剥離しないようにできるだけデコボコを少なくして鏡面状にする理論が正しいわけで、僕らのキャノピーもインテークホールからすぐ上の部分のデコボコを平らにする技術がブルーゴールドスミスを始め、じわじわと色々な方法でデコボコを少なくして性能を高めています。
きっとスクール機以外のすべてがそうなると思っています。
 でも、小さな翼でレイノルズ数が小さくなるとトンボの羽のようなデコボコな形や、厚紙で作られた小さな紙飛行機の翼にキャンパーが必要ないこと、一方、高性能なセールプレーンには翼の上面の後半に数千ものピンホールを開けて風が抜けてしまうように作られて、滑空性能は50対1を超える性能に至っていて、ベルヌーイの基本理論から別れる更なる理論が有り、翼の理論は奥が深いですね。

航空機のフラップはベルヌーイの定理を応用して大きな揚力を発生しています。スラットは大きな向かい角に対しての失速を改善している他に、ベルヌーイの定理を応用して大きな揚力を発生しています。

最近、ジェットエンジンを翼の下ではなく、翼の上に設置する画期的な設計のホンダジェットが出てきています。
でも、30年くらい前に、翼の上にジェットエンジンを載せて、その推力で翼の上面の流速を上げることによって大きな揚力を発生して超短距離離着陸が可能な航空機が、日本では「飛鳥」ロシアでは「アントノフ72からBe−200」などが飛行しています。

最近では飛鳥を設計したノウハウが有る新明和工業が、開発初期の震電と同じ6枚プロペラで、タービンエンジン4基で素晴らしい性能の飛行艇US−2を完成し、すでに実戦配備しています。
どちらもベルヌーイの定理を最大限に生かす理論で完成しているのです。
2019/01/02
最近、天気予報士の菅井さんのセミナーで聞いたお話です。
函館は150年ほど前の1890年から日本で一番早くから気象観測をしているのだそうです。
その気象観測によると、明らかに海水温度が上昇しているせいで、今年は平年の気温より1.1度上昇していて、1970年〜2018年の間に平均値で2.5度気温が上昇しています。このままでは青森では暖かくてリンゴが作れなくなり、間宮海峡から流氷が来なくなり、北極の氷がさらに無くなると言われている一方、十勝には雨があまり降らなくなり、北海道の冬は、あちらこちらで豪雪になり、山に残る雪のせいで寒冷化するのだそうです。

週間天気予報は午前11時に毎日発表されます。小樽の毛無山にレーダーアメダスが有り、3日から5日後の天気予報まで精度を上げて予報しています。他には道内にはレーダーアメダスが2か所有るそうです。
茨城に設置された台風や豪雨を正確に観測することができるフェイズドアレイレーダーが全国各地に設置され、新型の気象衛星は、刻々と変化する高さごとの風の向きや水蒸気のデーターが分析され始めます。
そして今年の中ごろからは、日本でも気象用スーパーコンピューターが過去のデーターと照らし合わせながら天気予想を始めます。なので、じわじわと気象予報士の仕事が無くなり、お天気解説士になってしまいそうです。
2019/01/02
新年 天気予報は奥が深くて調べるほどに楽しいです。
気象予報はなかなか奥が深くて楽しいです。僕は、天気図や等圧線の分布による大まかな気象よりも、北海道のその地域に起きる局地的な風に興味が有って、海風が内陸の奥まで入り込む地域や、そのために起きてしまうウインドシアに興味を持っています。

毎年、春の札幌は石狩湾から強い風が吹き始めます。雪解けと同時に強い陽射しが地面を温めて内陸の温度は20度を超える一方、海水の温度はとても低いせいで、勢いよく下降気流が海に降りてきて上昇気流になっている暖かい内陸へと強い風が入り込みます。
風は平野の大きな川に沿って数十キロも入り込み、お昼前後には美唄市にまで風が入っています。
そして海水の表面温度が20度近くまで上がる6月には強い風が収まります。

ルスツも同じように噴火湾に降りる風が内陸に入り込みますが、大きな川が無いせいで、その日によってはウインザーホテルの所で海からと洞爺湖の両方から風が入ってウインドシアになったり、3ノ原あたりまでしか南風になっていなかったり、橇負山を超えて喜茂別まで来ている日が多いです。
南風のソアリングをしているときに、すぐ後ろの喜茂別上空に巨大な入道雲がある事が多いのはそのせいです。

太平洋側では海風と本流の西風とが海近くでぶつかっている日が有り、苫小牧から鵡川にかけて海岸の形と同じようにクラウドストリートが出来ているのを見ることが有ります。そんな日は「エンジンを止めても上昇しているので、どうしたらいいですか」と、飛行中のパイロットから無線が入る事が有ると、苫小牧のモーターパラの仲間から聞いています。

風でいえばウインザーホテルのあたりや有珠山、室蘭岳連峰、白老のクッタラ湖、樽前山なども、日差しが当たって上昇気流になっていて海からのとても良い風が入っています。風だけを見ると、パラグライダーにとってはとても良い山々なのですがテイクオフまで車が行けなくて、テイクオフも困難です。
そしてあちらこちらにあるスキー場は、山間部や風が入らない北向き東向きなので、飛ぶことが出来るスキー場がほとんどありません。

太陽の周りを公転している地球は自転の地軸ずれている事で4季が有りますが、その太陽からの熱エネルギーがコリオリの力となって気象に大きく影響しています。もう一つは地球の自転も少なからず気象に影響していて、低気圧や高気圧の風の向きが、北半球と南半球とでは逆向きなのは、地球が自転しているせいなのです。

ちなみに地球の自転速度は赤道では音速をはるかに超えています。北緯35度前後の日本においても、ほぼ音速で回っている事になります。
話は少しずれますが、東方向に宇宙ロケットを発射する理由は、地球の自転速度を利用する事で、打ち上げる為の燃料が少なくて済むのです。


去年春の北海道は4月に桜が咲きはじめたり、6月ごろは太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げてしまい、まるで梅雨のような長雨になっていました。7月には西日本には予測の5倍を超える大雨と905ヘクトパスカルの強烈な台風が大きな被害をもたらし、8月の北海道は西と東に長く居座った高気圧に挟まれて、その間を台風が北上し、東北から北海道方向に5回も台風が来て木が倒れ、農作物に大きな被害が出ていましたね。

また、大雪山黒岳の初雪は8月の17日に降ってとても速かったのですが、初雪は128年ぶりの遅さでした。12月2日には14度の気温で50年ぶりの高温となり、12月7日に3度目の雪が根雪になっていますね。
一般的に3度目の雪が根雪になっていて、平年は12月4日で、すこし遅い積雪初日です。

札幌の冬は北風になると、内陸の温度よりも海水温度が高いせいで、石狩湾低気圧が発生して、その雪雲が札幌方向に入り込みます。冬は西風になる事が多くて、当別や岩見沢方向に雪雲が流れていき、豪雪となるのですが、西風の札幌は、手稲山方向の山々が雪雲をブロックして、晴れている事が多いです。

秋から冬、北半球の寒気は北極で作られて南下し、数週間のうねりの中で冬至を過ぎたあたりから強い寒気が北ヨーロッパ、カナダ、そして日本へはロシアや朝鮮半島方向から寒気が南下し、日本海で雪雲を作り何度か繰り返し日本へ入り込んできます。

そうそう、上空の冷たい寒気の観測は、今も昔も気象庁が上げるラジオゾンデで計測しています。もう15年以上前から、水酸化ナトリュームの電気分解から水素を作り風船に注入して発射する作業は、何と無人の施設からも全自動で発射しているのだと10年くらい前に仕事現場の気象協会の方から聞きました。

台風は自分では移動できない(進めない)と言われています。
赤道近くの海水温度が上がってくると、水分を大きく含んだ上昇気流が始まり、やがて熱帯低気圧となり、そして台風が発生します。最初は赤道近くの貿易風の中で西に流されるのですが、その上昇気流はやがて経度30度近くで吹き降ろす時計回りの渦である高気圧のせいで台風が北上した後に、こんどは北回帰線より上にある偏西風(ジェット機が飛ぶ高さにある強い西風なのでジェット気流とも呼ばれています)で、徐々に北上して、台風は東に流されることが多いです。
高気圧は、もともとは低気圧の上昇気流が高いところで冷やされて高気圧になって降りてくるのですが、その高気圧の時計回りの風が低気圧や台風を移動させたりブロックしたりしているそうです。

低気圧が隣り合って有る事を「二つ玉低気圧」と言っています。一般的に寄り添う低気圧は合体して、一つの低気圧になることが多いです。

僕の体験では、二つ玉低気圧が有る時にはその中間地点において一時的に天候が回復するのです。その時長沼町でパラグライダーのイベントが有り、僕がウインドダミーで離陸をし、10キロほど西にある雪のカーテンを見つけて、離陸前の皆さんに「この後30分くらいで天候が悪くなります」と、離陸前の皆さんに無線を入れています。

結果的にそれでもアドバイスを無視して飛行していた1名が、急変した強風の中でじわじわと後退して、1Kmほど風下で軟着陸しています。
そんなわけで二つ玉低気圧は、その中間地点になると天気がいったん穏やかになって、そして急変しますから要注意なのです。

冬の天候に時々出てくるJPCZとは、北朝鮮の2,500m級の山々からの北西の風が、カルマン渦巻を伴い筋雲になって日本海を渡り、石川県や新潟県に豪雪をもたらしています。
2018/11/18
その4でおしまい。
そんなわけで、今日は2時過ぎには少し小雪が降りだしてきて、皆さんキャノピーをたたみました。

今週はいよいよ平地も雪が降るようですが12月初めまでルスツの山頂まで車で上がって飛んでいる年もありましたから、もうちょっと期待しています。

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2018/11/18
その3
そして朝妻さんのキャノピーは加藤さんと同じデュディックのネモ4です。
ニコニコしながら卸したてのキャノピーを広げ恥じています。

このキャノピーもリーディングエッジの縫製がとてもよく作られていて高性能です。ライズアップやピッチロールがとても安定しているので、テイクオフまでのバランスがとても簡単です。

デュディク社はモーターパラのメーカーなのですが、技術レベルが高く、性能の良いキャノピーを作り出しています。

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2018/11/18
その2
下山すると前東さんがライズアップの段取りをしていて、岩渕さんとライズアップの練習を始めました。
クロスハンドにはちょうど良い風です。

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2018/11/18
今日のルスツ。
今朝の中山峠は道路わきが真っ白でした。
ルスツの山頂はまだ雪が無かったですが、霜柱ができています。

岩渕さん西斜面でラインチェックをして準備体操をして離陸準備をしたあたりから、徐々に風が強くなって、いったん下山です。


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2018/11/04
その13でおしまい。
そのあとは西風が夕方になっても強くてゲレンデでライズアップの練習です。

新しいキャノピーをライズアップしてみた後は、前東さんのキャノピーをライズアップしてみているのですが、大きすぎるキャノピーですから少し足が浮いています。

まーそんなわけで、朝一で飛べた皆さんが満足の一日なのでしたっ!

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2018/11/04
その12
西風は南風に比べると少し不安定なことが有るのですが、今日もそんな感じです。

キャノピーがつぶれそうな感じではないのですが、バンビーナ感じです。

岩渕さんと種畑さんは早々に着陸してきました。

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2018/11/04
その11
種畑さんのキャノピーはスピードが有るので前進しながらの上昇です。

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